2018.03.02
こんにちは。寒い冬もひと段落です。
冬に活躍したのが石油ストーブやファンヒーター!
真冬の寒さ対策にはもってこいの製品ではあるんですが、定期的なお手入れをしないと、使えないことがあるかも!
ストーブをしまう前にお手入れのポイントをご紹介します!
お手入れの話に入る前に、まずは、石油ストーブとファンヒーターの違いを大まかにご紹介。
お手入れする際にも役だちます!
一般にご家庭用の石油ストーブは燃焼筒奥の反射板で熱を反射して拡散する反射式といわれるのものがほとんどです。
その為、反射板をきれいにすれば燃費が良くなります。
一方、ファンヒーターは背面や側面の吸気口から空気を取り込みファンを回して熱風を送り出す仕組みです。
こちらはフィルター掃除で燃費が改善します。
下の図にある石油ストーブとファンヒーターのパーツ名を紹介していますのでお手入れの参考にしてください。
買った時にはキレイな石油ストーブも、年々汚れやほこりがたまっていきます。
その為、石油ストーブやファンヒーターを安全・快適に使うには使用前の点検としまう時のお手入れが必要です。
その時確認すべきポイントを解説します。
あ、大前提として一年持ち越した灯油や水の混入した灯油などの不良灯油は絶対に使用しないこと!
故障の原因になります。保障対象外となりますので十分にご注意ください。
≪石油ストーブ、ファンヒーターの使用前点検のポイント≫
・本体・タンクの油漏れ、油のたまり、油のにじみ、サビの点検
本体、油タンクより油漏れ、油のたまり、油のにじみがある場合は使用をやめてください。
サビが発生している場合は油タンク内に水が混入した可能性があります。
油タンク内部、本体油受けにもサビが発生している可能性があるので注意が必要です。
・油受け、オイルフィルターがあるものはフィルターの汚れや異常を確認
オイルフィルターを持ち上げた際に、油が連続的に落ちていれば正常です。
もし油の落ち方が悪い場合はきれいな灯油ですすぎ洗いします(絶対に水では洗わない!)。
灯油をふき取りったら、日陰に置いてよく乾燥させましょう。洗浄後の灯油は廃棄してください。
また、油に水が混じった場合は油受けの中が水玉模様のように見えます。その場合はタンクの油を抜いてきれいな灯油で洗浄する必要があります。
・本体のホコリや汚れ
本体を柔らかい布でふいて汚れやホコリを取り除いてください。
石油ストーブの反射板の汚れやファンヒーターのフィルターのホコリや汚れを取り除くと燃費が良くなります。
・しんの点検
石油ストーブの場合はしんや燃焼筒の部分に、ゴミ・ホコリ・タールなどが付着していないかを点検。
ゴミやホコリはふきとり、タールはドライバーの先端やブラシなどで取り除いてください。
≪石油ストーブ、ファンヒーターをしまう時のお手入れ≫
基本的には使用前点検の項目をフルコースでお願いします(笑)。
加えて、石油ストーブやファンヒーターでは給油タンクと内部タンク内の灯油を抜き取りが必要です。
抜き取り方は各メーカーで異なりますのでご使用の製品の取扱説明書かメーカーホームページのQ&Aを参考にしてください。
その他、石油ストーブではしんの空焼きを、ファンヒーターでは電源コードの傷みなどの確認を行いましょう。
保管は買った時の箱に入れて湿気のない場所で水平に保管してください。
取扱説明書も一緒に入れておくとお手入れの際やいざというとき安心です。
≪石油ストーブ、ファンヒーターの日常的なお手入れ≫
石油ストーブなら燃焼筒の周りや本体下のホコリを掃除機で吸い取り、月に1~2回は反射板のよごれを柔らかい布でふく程度のお手入れでOKです。
ファンヒーターの場合はフィルターの目詰まりがよくおこるので、1週間に1回など定期的に掃除機でお手入れしましょう。
台所など油でベトベトしている場合は中性洗剤で洗って、よく乾かしてください。ファンヒーターの目詰まりのサインはズバリ音!
先日も別の工事で伺ったお客様のところで「ファンヒーターの音がおかしいな」と、のぞいてみたら案の定フィルターがつまってました…。
掃除機をお借りしてホコリをきれいにしたら正常な音に。燃焼音(ゴーというヤツですね)が大きくなったように感じたらチェックしてみて下さい。
掃除機で吸うだけでファンヒーターの燃費が向上しますのでぜひお試しを!
石油ストーブ、ファンヒーターをお使いの際に
「臭いが気になる」
「燃え方がおかしい」
「着火しないときがある」
など、
「燃えてるけどなんか変だな」
と思う症状が出始めたら分解掃除を行いましょう。
石油ストーブは燃焼機器なので、安全・快適に使うにはメンテナンスが欠かせません。
ただし、石油ストーブやファンヒーターがシーズン中に使えなくなると大変なのでオフシーズンがおススメ。
そこで気になるのは「何年ごとにすればいいの?」ってことだと思うのですが、これは石油ストーブの使用頻度によって異なります。
よく使う部屋のものはまめに行うのが良いでしょう。目安としては3~4年ごとぐらいの点検をおすすめしています。
ちなみに無理な分解は、石油ストーブの故障や事故につながりますので絶対にやめてください。
うちの父親も昔、ファンヒーターを分解して元に戻せなくなり捨てたことがあります(笑)。
そんなことにならないよう、困ったことがあれば必ず専門知識をもった業者に連絡してください。
もちろん松本油店でもストーブ修理・点検を行っておりますのでお気軽にご連絡くださいね
株式会社松本油店は地域に密着し、お客様の暮らしのサポートをいたします。
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